蚊帳の歴史
蚊帳の歴史
◆蚊帳の名前の由来 蚊帳の起源は遠く古代にさかのぼり、奈良時代には天皇が賀野里(かやの) に御殿をつくり蚊帳を張ったので「カヤノ」と名づけたという話が出てきます。 ◆奈良の地での蚊帳の始まり 江戸時代、奈良の邑地付近では麻の栽培が盛んで、「邑地蚊帳」と呼ばれたのが奈良の蚊帳の始まりとされています。当時は農家の副業だったそうです。 |
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◆庶民には紙の蚊帳 麻の蚊帳はとても高価で庶民にとり高嶺の花でした。庶民は紙を張り合わせた 紙の蚊帳「紙帳(しちょう)」を使っていました。 当店にも紙の蚊帳が残っていますが、風通しが悪く蒸し暑くて、たまりません。 ◆最近の蚊帳と生活 マンション生活、殺虫剤による蚊の減少など、快適な生活と共に蚊帳は使われなく なりました。 最近になり、自然や体に優しい生活を考え直す方々が増え、奈良の蚊帳が 注目されています。 |
蚊帳のお話
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